夏から冬へ

小春日和の東京を離れて、気温5度の新千歳空港に降り立った。

目的は牧場ではない。道営ホッカイドウ競馬もすでに全日程を終えている。新千歳空港からの快速エアポートを降りたのは北広島駅。そう、北広島といえば今をときめくココしかあるまい。

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この春新たに誕生した北海道日本ハムファイターズの本拠地「エスコンフィールドHOKKAIDO」ですな。北海道の新たなシンボルとして話題を集めた新球場を、今さらながら訪問するのである。フィールドでは今年1年間の激務に耐えた天然芝を絶賛養生中であった。

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ところで日本ハムファイターズと競馬との関係は、意外に濃いことをご存知だろうか。

例えば、日ハムの新人選手はJRA競馬学校の生徒と交流することになっている。最近はコロナ禍で中止されているかもしれないが、競馬学校日本ハムの鎌ケ谷練習場が近いことから企画され、記念すべき初回には、当時日ハムのルーキーだった中田翔選手と競馬学校の生徒だった三浦皇成騎手という大物ふたりの対面が実現した。

このたび日ハムのプロフェッサーに就任した栗山英樹さんは、ことあるごとに社台スタリオンステーションを訪れている。今年のWBC直前にもキタサンブラックと対面していた。ちなみにディープインパクトには大谷翔平投手の姿が重なっていたそうで「雰囲気があるし、自分の役割を分かっている感じ」とコメントしている。ちなみにオルフェーヴル中田翔選手に通ずるとのこと。なるほど、異議なし(笑)

そんな大谷翔平投手は、日ハム時代に浦河を訪れて乗馬に挑戦している。本人が浦河町の応援大使を務める縁もあって訪問が実現。スポーツ紙面上ではシンザン像の前で記念写真に応じていた。そして今年、大谷選手はア・リーグMVP、本塁打王の2冠に加え、出塁率長打率ア・リーグトップの数字をマーク。これにWBCのMVPを加えればシンザンと同じ「5冠」達成だ。いや、ほかの項目や受賞を加えれば「10冠」以上は確実であろう。

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エスコンフィールド訪問を終えて球場の外に出たら、時ならぬ猛吹雪に思わず怯んだ。11月の北海道をナメてはいけない。夏日の那覇で暑い暑いと文句を言ってたのはわずか1週間前のことではないか。今年は秋を実感する暇も無かった。

 

 

***** 2023/11/20 *****