2024-01-01から1年間の記事一覧

連覇

明日行われるエンプレス杯は節目の70回目。しかし第58回が雪のため中止となっているので、実質的には69回目ということになる。1995年からJRAとの交流重賞となったが、その最初の6年間はホクトベガ、シルクフェニックス、ファストフレンドの3…

一軍の壁、重賞の壁

ゴールデンウィーク期間中も野球場に足を運ばねばならぬ身である。連休も今日が最終日。曇り空のZOZOマリンでは間もなくロッテvs西武の試合が始まる。 名古屋グランプリを観てから、バンテリンドームで巨人vs中日というプランもあるにはあった。それが実…

チャンピオン対決

NHKマイルカップは前身のNHK杯から模様替えして29回目。ついに、2歳牡馬チャンピオンとと2歳牝馬チャンピオンの直接対決が実現した。 ジャンタルマンタルとアスコリピチェーノ。どちらも無敗の2歳チャンピオンで鞍上は川田将雅とクリストフ・ルメ…

メトロポリタンSを見逃すな

今日の東京はプリンシパルSをメインに特別3鞍がすべてオープンクラスという珍しい番組編成。準メインという立場に甘んじたとはいえ、注目度ではメトロポリタンSも負けていない。メツルマルボーイ、タップダンスシチー、ナカヤマフェスタ、ラブリーデイな…

第1回分倍河原ステークス

東京競馬場の隣、分倍河原駅の改札を出てロータリーに出ると、大きな騎馬のブロンズ像が目に飛び込んで来る。「新田義貞公之像」である。 府中市の分梅町周辺は1333年に新田義貞が北条泰家を破り、鎌倉幕府を滅亡に追い込むきっかけとなった「分倍河原の…

ブゼンと聞けば思い出す

東京には馬にちなむ地名が少なくない。堀部安兵衛のあだ討ちで名高い高田馬場をはじめ、新馬場、駒込、馬喰町、小伝馬町など、街中に馬がいることが珍しくなかった江戸時代の情景が伝わってくる しかし現代の東京で馬の姿を見かける機会はほとんどない。ふた…

水道橋と聞いて

最近はすっかり野球三昧。今日は朝10時に東京ドームへとやってきた。巨人vsヤクルト戦はナイター。試合開始まで8時間もあるというのに、ドーム内ではすでに試合の準備が始まっている。フィールドはセットアップ済み。バックヤードの搬入口はおおわらわ。…

ゲソ天いろいろ

東京競馬場内「馬そば深大寺」には、名物の鳥そばに負けぬ人気メニューがある。フジテレビで先日放映された「東京ゲソ天ブルース ~素晴らしき立ち食いそばの世界~」でも紹介されたから、ご存知の方も多いかもしれない。 馬そば深大寺 それがこちらのゲソ天…

結論は1年後

船橋競馬場が今日よりフルオープンするというので様子を見にやってきた。 念のために断っておくが「グランドオープン」ではない。あくまでもスタンド部分の「フルオープン」。その看板が工事用外壁に据え付けてあることからも分かるように、場内ではいたると…

古き良き天皇賞馬

リオンディーズ産駒のテーオーロイヤルが春の天皇賞を制した。鞍上の菱田裕二騎手は、デビュー13年目にしてこれが初めてのGⅠ制覇。その割に落ち着きはらった手綱さばきだった。2周目の4コーナーで3番手に進出した時点で勝負あり。プレッシャーよりも自…

青葉賞の呪い

青葉賞は重賞に格上げされて今年が31回目。過去には2頭の年度代表馬がここで重賞初勝利を挙げている。 2002年 青葉賞 シンボリクリスエス 武豊 ダービーと同じスタート地点から発走するトライアルとして注目されるべき一戦。だがしかし、過去の青葉賞馬は…

ブーツを吊るすとき

世界的名手がターフを去った。 騎手の引退に際して、日本では「鞭を置く」と表現するが、仏国では「ブーツを吊るす」と言うらしい。オリヴィエ・ペリエ騎手が引退した。1989年、16歳で見習いジョッキーとして初めてレースに騎乗してから35年。仏国内…

淀の2マイルに挑む牝馬

過去168回の歴史を持つ天皇賞を勝った牝馬は16頭。このうち15頭は秋の天皇賞を勝っている。一方で春の天皇賞を勝った牝馬は1953年のレダをおいてほかにない。 秋に関して言えば、過去30年でもエアグルーヴ、ヘヴンリーロマンス、ウオッカ、ブエ…

幻のドーム型競馬場

三井不動産や読売新聞社ら11社で構成される企業グループが築地市場跡地の再開発予定者に選定されたらしい。再開発の核として話題となっているのが「超多機能スタジアム」。野球、サッカー、アメフト、ラグビー、バスケ、テニス、アイスホッケー、フィギュ…

常連の行方

今にも降り出しそうな曇り空を眺めながら浦和へと向かった。 しかし浦和競馬場ではない。降りたのは武蔵浦和駅。そこから線路沿いに15分ほど歩くと目的地が見えて来た。 ロッテ浦和球場はプロ野球千葉ロッテマリーンズ2軍の練習場。ここで千葉ロッテマリ…

読売マイラーズカップ当日に

昨日の東京競馬場でのこと。フローラSが終わって帰途につくため府中本町駅への専用通路を歩いていると、「号外でーす」という掛け声とともにスーツを着た男女4人ほどが紙面を配っていた。 おそらく来週の天皇賞(春)の想定馬柱であろう。そう思って受け取…

女子野球を盛り上げよう

今日は侍ジャパン女子代表候補とジャイアンツ女子チームとの練習試合。実は昨日もここ府中市民球場で女子野球ヴィーナスリーグの試合が行われた。私も二日連続の観戦である。 女子だからと言って侮ってはいけない。侍ジャパン(男子)が世界ランク1位である…

新緑の日

東京開催初日の9レースは新緑賞。3歳500万条件。芝2300mという舞台設定から、古くはサニースワローやリアルバースデーが、近年でもハギノハイブリッドがここを勝ってダービーの舞台へと向かっていった。 2012年 新緑賞 カポーティスター 田辺裕信 …

捲土重来

プロ野球ペナントレースは間もなく開幕から1か月を迎える。セ・リーグで首位に立つのは昨年まで2年連続で最下位に敗れた中日ドラゴンズ。まだ20試合も消化していないとはいえ、見事な変わり身に拍手を送りたい。なにせ開幕前の順位予想で中日優勝を予想…

クールビズ始まる

JRAは開催代わり。今週末から世間より一足早くJRA全競馬場でクールビズがスタートする。本来ならネクタイの着用が求められる馬主エリアやウイナーズサークルでの口取り撮影はノーネクタイでも構わない。ただし例外もある。それが天皇賞(春)当日の京…

始球式か、いずみ蕎麦か

昼間は神宮で東都大学野球を3試合。夜はZOZOマリンに移動してロッテ×西武を観戦。屋外球場での野球観戦が気持ち良い季節になってきた。 マリンでは試合前に藤田菜七子騎手が始球式を行ったらしい。「らしい」と書いたのは、私の球場到着がそれに間に合…

小籠包は美味しい

先週金曜のこと。麗かな陽気と娘に誘われてナイター開催の大井へと足を運んでみた。この日は入場無料デー。しかし重賞のない平場開催。4コーナーの桜も散り桜。しかも船橋とのダブルナイターとあっては客が少ないのも仕方あるまい。あとで調べたら入場者は…

ダシの街

先日の大阪訪問では船場界隈に宿を取った。 昆布と鯖のダシだけが味を決める「船場汁」の由来にもなっている地名である。「だし」を謳う飲食店の看板も少なくない。街を南北に貫く丼池筋を歩いていたらダシの自販機まであった。 そんな丼池筋に暖簾を掲げる…

競馬は続く

今年の皐月賞は2番人気のジャスティンミラノが直線で豪快に伸びて差し切り勝ち。GⅠ初制覇をコースレコードで飾った。1分57秒1は凄い。ナリタブライアンが2分の壁を破ったときは競馬場全体が揺れるほどどよめいた記憶がある。あれから30年。1分57…

運命の皐月賞

NHK朝の連続テレビ小説「虎と翼」が始まって2週間が経った。昭和初期の男性優位の社会に敢然と挑み、女性初の弁護士となった三淵嘉子さんをモデルとしたストーリー。差別や法律という重くて堅そうなイメージを覆してくれるのは、伊藤沙莉さんをはじめと…

2年後を見る

皐月賞の枠順が確定した。筆者の注目はトライアル3着で出走権を手にしたルカランフィースト。父イスラボニータとの史上8頭目の皐月賞親子制覇をひそかに期待している。今年の皐月賞にはゴールドシップやドゥラメンテに加えて、父子3代制覇の大記録がかか…

【追悼抄】藤岡康太騎手を偲ぶ

トレンドワードの上位に突然その騎手の名前がランクインされたのを見てやるせなさでいっぱいになった。 藤岡康太騎手が逝去。先週土曜の阪神競馬7レースで落馬し、意識不明の状態が続いていると伝えられていたが、ついに意識が戻ることはなかった。35歳と…

ハンブルクを食べよう

先週土曜の大阪-ハンブルグカップはレッドバリエンテが1番人気に応えて完勝した。管理する中内田調教師は史上最速でJRA通算400勝を達成。その偉業を祝して、今日の昼メシはハンバーグとした。いや、ただ単にハンバーグが食べたかっただけです。 向か…

実質的には16回目

明日の大井では第35回東京スプリントが行われる。とはいえ「東京スプリント」として行わるようになったのは2009年以降の話。それまで古馬のダート1200m重賞は東京盃(JpnⅡ)とカペラS(GⅢ)の2レースしかなかった。いずれも秋のレースであ…

半年間で14人引退のインパクト

おととい、勝浦正樹騎手がこの中山開催を最後に現役を引退するとの発表があった。JRA重賞17勝でGⅠは2勝。個人的には初GⅠ制覇となったテレグノシスのNHKマイルカップが思い出深い。 2002年 NHKマイルC テレグノシス 勝浦正樹 直線での斜行で1…