2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

多摩川のほとりで

諸事情これありで大田区の多摩川河川敷に広がる硬式野球用グラウンドを訪れた。古い野球ファンなら「巨人軍多摩川グラウンド」として記憶されている方もいらっしゃると思う。1995年の開場から1998年に東京都に返還されるまで、長嶋、王、中畑、原と…

対決、人間ドック

早朝から築地界隈を行ったり来たりした。午前中は人間ドック、午後は耳鼻科と眼科のハシゴである。つまり昼食を挟んで、眼圧や聴力を二度検査することになる。かなり面倒くさいが、待合室で過ごす時間など競馬新聞を読んでいればあっという間に過ぎよう。む…

三大うどん(水沢)

「三種の神器」「日本三景」「御三家」「日本三大祭り」など、物事を三つまとめて言い表した言葉は昔から多い。「一富士、二タカ、三なすび」や「心技体」のように三つの要素を括った言葉もある。競馬でも「三冠馬」や「サラブレッド三大始祖」は言うに及ば…

真冬の新星

根岸Sで人気を分け合うエンペラーワケアとサンライズフレイムはどちらも重賞初挑戦。しかもともに4歳馬。ダートのチャンピオン級が日本を留守にしている現状を鑑みれば、ニューヒーローの誕生を期待するファンの気持ちも理解できる。 ところで根岸Sは差し…

切麦

新宿で行われている写真展を訪れたついでに御苑近くをブラブラ歩いてみた。 かつてこのあたりには「クリエイト」というプロラボの新宿店があったのだが今はない。それでも20年前は毎日のように通い詰めていた。競馬が終わって撮り終えたフィルムを現像に出…

続・適正の壁

ダート適性の話の続き。ダート転向は騎手の進言で実現することも少なくない。芝でのレースを終えて、ダートコースを引き揚げてくるときの脚さばきや、調教での走りからダート適性を感じるそうだ。このあたりは、乗っている人間にしか分からないものがあるの…

適性の壁

先週の東海Sでバビットが自身初となるダート戦に挑戦した。ラジオNIKKEI賞とセントライト記念を逃げ切ったかつての行きっぷりは、今ではすっかり影を潜めて8連敗中。「ダートなら行く気を出すかもしれない」と新味を求めての出走だったが、終わって…

ニッポン競馬こと始め

今週の東京メインはダート1400mの根岸ステークス。そのレース名は、かつての根岸(横浜)競馬場に由来する。 そこで最初の競馬が開催されたのは1867年1月11日のことだから、今から157年も昔の話。なにせ根岸競馬場を作ったのは江戸幕府である…

桃は咲いたか、桜はまだか

今日の大井メインは準重賞の桃花賞。そのひとつ前に行われる、10Rおうし座特別の出馬表に聞いたことのあるような馬名を見つけた。 それが1枠1番のダイアモンドモア。ダンカーク産駒の4歳牝馬で6番人気に推されている。最初は東京3歳優駿牝馬や浦和桜…

ミタか、サンダか

三田。 この地名の読み方で関東人か関西人かを判断することができる。関東人の筆者は当然「ミタ」だった。港区のミタ。地下鉄三田線のミタ。三田製麺所のミタである。しかし、関西に3年間住んだだけで、すっかり「サンダ」に脳が染まってしまったように思え…

寒中競馬

今日は冬にしては珍しい大雨だった上に比較的暖かい一日だったが、暦の上では昨日から大寒に入っている。寒さはこれからが本番。近年は陽気が暦を無視する傾向にあるが、冬は寒くていい。 ウマは寒い方が元気が出るというのは、よく知られた話。だがそうはい…

洗濯機を手に入れろ

年賀はがきのお年玉当選番号は、ここ数年ずっと京成杯の日曜日に発表されてきたのだが、先週はそれがなかった。ならばAJCCの当日か。そう思って油断していたら、なんと船橋のブルーバードカップ当日に発表があったらしい。レースはともかく平日に発表が…

続・神様お願い

1月7日付「神様お願い」に書いた湯島天神への緊急参拝をようやく果たした。あれから12日も経っていればもはや「緊急」とは呼べぬが、これで菅原道真公にもお許しいただけるだろうか。結果はAJCCの馬券成績で明らかになろう。 早くも梅がほころぶ境内…

負けて覚える馬券かな

初場所5日目の両国国技館を訪れた。2階椅子席は客の大半が外国人観光客。しかし、土俵で凌ぎを削る力士たちもずいぶん前から外国人ばかりなのだと思えば、客層の方がようやく追い付いた感もある。 ちなみに「力士」は英語で「スモウ・レスラー」。では「相…

無傷の8連勝

2024年最初の競馬観戦は船橋競馬場と相成った。今夜のメインは3歳馬による重賞ブルーバードカップ。今年からダートグレードレースとなりJRAの強豪も参戦してくる。大幅リニューアルされた3歳ダート路線の実質的なオープニング。寒空のナイター開催…

どっこい頑張る高齢馬

AJCCの登録13頭の中に8歳馬が4頭も含まれていて驚いた。しかもボッケリーニが京都大賞典2着、チャレンジカップ2着、マイネルウィルトスもアルゼンチン共和国杯2着、ステイヤーズS3着と近走成績は悪くない。カラテにしても重賞3勝の猛者だと思…

【訃報】ファルブラヴ

先週末、ジャパンカップの優勝馬で種牡馬としても活躍したファルブラヴの訃報が伝えらえた。26歳。老衰だという。世界5か国を股にかけてGⅠを8勝した国際派も、寄る年波には勝てなかった。 2002年 JCを勝ったファルブラヴ(L・デットーリ騎手) ファ…

続くセンター試験

昨日今日と巷では「大学入学共通テスト」が行われた。まさかこんなブログを読むような受験生などいないだろうが、とりあえず受験生の皆さんお疲れ様でした。私がかつての「共通一次試験」を受験したのは40年近く昔の話。試験そのものよりも、せっかくの土…

寒中の菜の花

今日の中山10Rは初春ステークスで11RはニューイヤーS。明日は京都で新春杯である。すっかり身体に馴染んだ1月3週目の番組だが、テレビ中継を観ていた娘は「競馬はお正月が長いよね」と呟いた。元日以来のほとんどを家でゴロゴロして過ごしている私…

【新春駅麺探訪④】関谷スパゲティ

茹で置きのスパゲティをフライパンで具材と炒め合わせて食べる「ロメスパ」―――。 路面の立ち食いそば屋のように、注文から間を置くことなく提供されて、忙しいサラリーマンでも気軽にサッと食べることができることからそう呼ばれている。そういう意味では「…

【新春駅麺探訪③】しぶそば

列車の待ち時間などに手軽に空腹を満たしてくれる「駅そば」は、ファストフードの元祖だ。誕生は全国に鉄道網が張り巡らされた明治時代の1900年前後。乗り換えや機関車交換の待ち時間などに手早く食べられることに加え、手軽な価格も相まって各地へ広が…

革命再び

今週の中山メイン京成杯はもともと3歳マイル重賞だった。重賞体系の見直しに伴い皐月賞と同じ土俵に設定されたのが1999年のこと。その年の優勝馬オースミブライトが、いきなり皐月賞でも2着したことから一躍注目されるレースとなるが、そのあとが続か…

2頭の2歳女王

2023年のJRA賞が発表になった。衆目一致の年度代表馬はイクイノックスで文句なし。注目と言えば今回から分割されたスプリンター部門とマイラー部門だったが、マイラーはソングライン、スプリンターはママコチャと、両部門を牝馬が獲得する結果となっ…

シンザンに思いを馳せて

シンザン記念の創設にあたっては、オーナーが所属する中京競馬場での実施を望む声もあったというが、京都はシンザンのデビューの地であり3冠達成の地でもある。そもそもシンザンは中京で走ったこともない。京都改修に伴う中京での3年間を経て4年ぶりに京…

神様お願い

ようやくの初詣は大國魂神社とした。昨年までなら大阪天満宮。なにせお隣さんである。毎朝参拝していたから、文字通りの初詣だった。東京に戻って最初の参拝をどこにするか。大阪の3年間は私を信心深くしたようだ。案外真剣に悩んだ末の大國魂神社である。 …

騎手馬名

年が変わって短期免許の外国人ジョッキーの顔ぶれも一新した。聞き馴染みのない名前も増えている。まずはこちらも勉強から。そうは思ったが、ルメールにルメートル、キングにキングスコート。いかにも勘違いしそうな名前が増えて怖い。 そもそも「キングスコ…

6日の金杯

今年のJRAの開催カレンダーは例年より1日遅れ。明日6日の東西金杯で幕を開ける。 わずか1日ばかりのズレとはいえ、明日を待ち望んでいるファンは少なくあるまい。暮れのホープフルSから中8日。普段の中5日のリズムが染みついた身体に3日間もの「お…

インフルエンザに注意を

インフルエンザが全国で猛威を振るっています。皆さんは大丈夫ですか? 私自身は大丈夫なのですが、家族が罹患してしまったので、引き籠りの正月を過ごしています。 仕方ないのでネットで名古屋の馬券でも買おうかと出馬表を確認したら、騎手3人、19頭が…

【新春駅麺探訪②】星のうどん

駅の立ち食いと言えば関東圏ではそばをイメージするのが一般的。うどんもメニューには存在するのに、一般には「立ち食いそば」とか「駅そば」などと呼ばれる。 だが、一歩関東を離れればそうとは限らない。佐賀競馬場への最寄駅となるJR鳥栖駅構内には、美…

【新春駅麺探訪①】えきめんや

今年も南関東は川崎開催で幕を開けた。川崎大師への初詣のみならず、箱根駅伝の応援で京急川崎駅を使われる方も多かろう。折しも川崎駅から川崎競馬場への送迎バスは運休中。歩かずに競馬場に行くなら京急川崎から大師線に乗る必要がある。 京急川崎駅の大師…