2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

オリンピックイヤー

今日2月29日が誕生日という人にとっては、4年ぶりのリアル誕生日。待ちに待った一日に違いない。お祝い申し上げます。 馬産地はお産シーズンまっただ中。おそらく今日も何十頭という子馬が生まれてきたはず。彼ら彼女らが初めてのリアル誕生日を迎えるの…

改革元年のトライアル

今週の大井開催は今日のフジノウェーブ記念がハイライトだが、開催全体で見れば「トライアルシリーズ」とでも呼びたくなる番組内容。初日から明日まで4日連続で優先出走権のかかったレースが続く。 月曜 ブリリアントCトライアル(ブリリアントC)火曜 ス…

異端のスプリンター

今週土曜の中山メインは古馬による芝1200mのGⅢオーシャンS。 今年が19回目だから重賞としての歴史は浅い。しかし直近5年の優勝馬のうち3頭がのちにスプリントGⅠを制したように、その重要性は年を追うごとに増しているように思える。 その傾向は…

カギは桜にあり

昨日の中山記念は7番人気マテンロウスカイが直線で逃げるドーブネをかわすと、そのまま2馬身の差を付けて重賞初制覇を果たした。鞍上の横山典弘騎手は中山記念6勝目。先週56歳になったとは俄かに信じ難い。1月に更新したばかりのJRA最年長重賞勝利…

師弟の夢

昨夜遅くに行われたサウジダービーは、「世界のYAHAGI」こと矢作芳人調教師が送り込んだフォーエバーヤングが厳しい展開をものともせずゴール寸前でわずかに差し切り、海外初戦を勝利で飾った。 手綱を託されたのは厩舎所属の坂井瑠星騎手。今回のサウ…

沈黙の艦隊

私を除く家族全員が旅行に行ってしまったので朝から犬と留守番。このチャンスを逃すまいと、Amazonプライムビデオ「沈黙の艦隊 シーズン1~東京湾大海戦~」全8話を一気見した。 週刊漫画雑誌「モーニング」で原作の連載が始まったは1988年。サ…

コーヒーの効能

大阪から東京に帰ってきてコーヒーを飲む頻度がますます増えた。大阪では一日2~3杯だったのが、今では4杯を下らない。大阪の仕事場はもっとも近いコーヒーショップまで5分以上歩かねばならなかった。しかし東京では仕事場の隣がスタバ。東京競馬場には…

芦毛は消えず

今にして思えば、フェブラリーS2着のガイアフォースは実に惜しい星を落とした。ダート未経験馬による初優勝を逃したからというのではない。もし勝てば久しぶりの芦毛の牡馬によるJRA・GⅠ制覇だった。2019年にウインブライトが香港カップを勝ち、オ…

いざ、チャーチルダウンズ

冬の東京開催最終日はダートチャンピオンを決める日であると同時に、次世代のダートチャンピオン候補を見定める日でもある。フェブラリーSと同じ東京ダートの1600m。「この中に来年のフェブラリーSに挑戦する一頭はいるのだろうか?」と将来を思い描…

乙女の戦い

明日は浦和でユングフラウ賞が行われる。桜花賞に向けた最重要トライアルだ。 2009年 ユングフラウ賞 カイカヨソウ・今野忠成 ユングフラウ(Jungfrau)はドイツ語で「若い女」を指すが、スイスアルプスの山の名称ということで「乙女」という訳語を充てられ…

常連さんいらっしゃい

今週末の中山記念にジオグリフとソールオリエンスが登録してきた。新旧皐月賞馬対決ということで、早くもスポーツ紙やネットは盛り上がりを見せている。 ただ忘れてはいけないことがある。これをご覧いただきたい。 カネミカサ(78-79年)エイティトウ…

チャンス到来

ダートのチャンピオン級がこぞってサウジに向かってしまい空洞化が叫ばれるフェブラリーSだが、一方で我が国のダートレース体系が大きく改革される年の最初のダートGⅠとあってスタンドの熱気はむしろ例年に比べて増している感がある。 地方馬3頭の枠が埋…

どんぶりいろいろ

かつ丼は競馬場の人気メニューのひとつ。メニューに「勝つ丼」などと書いてあれば、つい頼みたくなるのが人の性(さが)。10年前のフェブラリーSに出走するソロルの応援に行った日も、ソロルの会員誌と一緒に東京競馬場内「梅屋」でかつ丼を食べた。ちな…

クロフネの真骨頂

近年のフェブラリーSは、芝の実績馬がダート適性を試す場にもなりつつある。しかし、その挑戦が厳しい結果に終わることは歴史が示してきた。 2017 デニムアンドルビー 16着2013 カレンブラックヒル 15着2012 グランプリボス 12着2010 ローレルゲレイ…

マグロも馬も

過日、豊洲市場でのマグロ競りを見学する機会を得た。廊下のガラス越しに見下ろす一般見学エリアからもう一方踏み込んで、比較的近い場所に立ち入ることができる。しかも市場スタッフの解説付き。この日は40人ほどが参加したように見えたが、驚くことに日…

補欠からの栄光

フェブラリーSに登録のあったシャマルとサンライズホークの2頭が相次いで回避を決めたことで、補欠順1番目のアルファマムと2番目のオメガギネスの繰り上がり出走が決まった。ある程度予想されたこととはいえ、2頭の関係者は安堵したことだろう。 もとよ…

出るか、バレンタイン馬券

こう話すとたいていの相手は意外だという顔をするのだが、実はチョコレートを大の苦手としている。 アレルギーが出るとか、幼少時にチョコレートにいじめられたトラウマを持つととか、そんな明確な理由はない。ただ味が嫌いなだけ。体型の割に血糖値が低いこ…

松戸の夜

三連休の最終日はJRAの開催は無し。地方に目を向ければ佐賀では佐賀記念が行われるが、ちと遠い。とはいえ大井は番組的に行く気になれない。さあ、どうするか。 悩んだ末にやって来たのは千葉県内のコチラの施設。 松戸競輪ですな。諸事情これありでずっ…

ダービーを見据えて

共同通信杯の東京競馬場はGⅠ並みの観衆で賑わっている。ジャンダルマンタルが関東初見参。みんな無敗の最優秀2歳牡馬をひと目観たい。心は既に4か月後に向いている。 朝日杯でジャンダルマンタルの2着だったエコロヴァルツも、ここを始動戦と定めて東上…

太田と言えば

バスケの試合を観戦するため太田市へと向かった。群馬クレインサンダーズの本拠地として日本でもっとも熱狂的なファンと最新の設備で知られるオープンハウスアリーナ太田である。 しかし神奈川からはとてつもなく遠い。田園都市線、半蔵門線を経て東武鉄道を…

三大うどん(讃岐)

飯田橋に昨年オープンしたうどん店「讃岐ブルース」を訪れた。使用するのは国産小麦のみ。さらに熟成中は音楽を聞かせているという、直球と変化球が織り交ざったこだわりを持つ一軒らしい。 変わったこだわりと言えばもうひとつ。季節限定らしいが、この店で…

トキノミノル記念

今週末に行われるGⅢ共同通信杯には「トキノミノル記念」の副題が付いている。トキノミノルが日本ダービーを勝ったのは1951年のこと。73年も前のことだから、よほどのベテランでない限りその雄姿を目撃したファンはいないはずだ。むろん私とて例外では…

続行競馬

今週は土曜日にも船橋競馬が行われる。大雪の影響で2レース終了後に途中打ち切りとなった船橋初日の3レース以降の10鞍を出馬再投票の上で行うという。新たに発表された出馬表によれば10鞍で計10頭が再投票しなかった。急な延期に加えてこの大雪では…

三大うどん(稲庭)

新橋駅前の年代物のビルの2階に「天茶屋 七蔵」という稲庭うどんを出す店がある。 メニューは稲庭うどんのみ。秋田県湯沢市稲庭町のみで造り上げる麺を使ったうどんは、滑らかな喉越しとしっかりとしたコシの強さが抜群と評判で、入店待ちの行列が14時を…

千客万来と引き換えに

豊洲にオープンしたばかりの新施設「千客万来」を覗きに行ってきた。2月1日のオープン当日は都知事以下関係者が来場し、それを目当てにメディア関係者が集まり、オープンを待ちわびた一般のお客様も当然のごとく大挙押し寄せて、そこに開店初日のオペレー…

どっこい頑張るネオユニ産駒

立春の東京新聞杯は中団の内ラチ沿いを追走したサクラトゥジュールが、直線に向くと内からスルスルと進出。逃げ粘るウインカーネリアンを差し切って重賞初制覇を果たした。7歳馬による東京新聞杯優勝はダイワカーリアン以来24年ぶり。しかし7歳馬同士の…

「キング」の日

「バーガーキングを食べに行こう」と下の娘に連れて来られたのは、なんと開催3日目の東京競馬場であった。 目指すはフジビュースタンド2F西側のフードコート。そのいちばん左端、かつて「手碾きカレー メトロ」があった場所に今はバーガーキングの看板が…

定まらぬ節分

神田明神ホールのイベントに参加したついでに―――と書けばバチが当たりそうだから書き直す。神田明神に参拝したついでに神田明神ホールのイベントに参加した。早いもので明日は節分。豆撒き用のステージも設営準備を終えて明日の節分祭を待っている。 本来「…

2月のオールスターカップ

報知オールスターカップが正月開催に移って20年。年始の風物詩として定着しかけたこのタイミングで行われた全日本的なダート競走の体系整備によって川崎記念が4月に移動となり、その前哨戦たるオールスターカップも2月のレースに生まれ変わった。 その一…