2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧

競馬場のマラソン

快速「エアポート」が札幌駅に近づくと、車窓からマラソン大会の様子が見えた。 今日は北海道マラソン。そのコースは東京五輪2020のマラソンコースをなぞっているから、ランナーたちは札幌競馬場の脇を駆け抜けて北大のキャンパス内を走る。もし競馬ファ…

楕円球を追って

昨晩の秩父宮ラグビー場ではアメリカンフットボール社会人Xリーグ・富士通 vs 富士フィルムの一戦が行われた。アメフトの試合がラグビーの聖地で行われるのは初めてのこと。特別な一戦ということもあってか、スタンドは7千人を越える入場者で盛り上がって…

七夕に願いを

8月も終わりだというのに、東京は夜に入って蒸し暑さが増してきた。西の空には上弦の月、いわゆる三日月が浮かんでいる。 何を隠そう今日8月29日は旧暦の7月7日。本来の「七夕」当日にほかならない。それを思いつつあらためて月を見れば、その姿は天の…

【魅惑のカレー麺①】カレースパ

朝から虎の門の病院に行ったら、思いのほか時間がかかってしまった。時計を見ると13時を回っている。腹ペコで死にそうだ。空腹のあまり虎の門界隈をふらふらと歩くうち、美味そうな匂いに誘われて辿り着いたのがこちらの「ミスターハングリー」。「焼きス…

日本海の彼方に

2歳チャンピオンが決まった新潟は今週が千秋楽。思いのほか早く感じるのは、実際に昨年までと比べて1週早いから。そんな土曜のメインは3勝クラスの日本海S。その登録馬に注目していた向きもあろう。なにせここ2年は3歳馬が連勝中。しかも、それがドゥ…

馬装不備

先週土曜の札幌3Rでは2頭が競走中止の憂き目を見た。そのうちの一頭ユナホークパワーは、スタートから最後方。1周目のゴール前を過ぎるあたりで既に様子がおかしい。向こう正面でも1頭だけ大きく離れた最後方を追走している。しかしジョッキーに馬を止…

火花散る夏

明日の川崎・スパーキングサマーカップは2004年に創設された比較的歴史の浅い重賞。負担重量の上限が牡馬58キロ、牝馬56キロと設定されているせいもあり、実績馬が力通りに圧勝することも珍しくない。 唯一のハナ差決着は2015年。スタートから先手を奪った2…

朱鷺は何色?

今週日曜の新潟では古馬オープンの朱鷺ステークスが行われた。一昨年の優勝馬はテンハッピーローズだから、たかがリステッドと侮れない。今年もオープンで好走を続けるシャドウフューリーや、重賞2勝馬のキタウイングといった注目すべきメンバーが出走表に…

餅麺

渋谷駅からウインズ渋谷へ向かう途中に、新たなうどん屋がオープンした。その名も「餅麺」。オープンしてまだ1か月も経っていない。最初は餅入りのうどん、すなわち「力うどん」の専門店かと思ったが、餅のようなモチモチとした食感を追求した麺が自慢だと…

凱旋門賞に集え

英国北部のヨーク競馬場の8月開催は「イボア開催」の名で呼ばれる伝統の夏競馬。秋のビッグタイトル、とりわけ凱旋門賞を目指す有力馬が集まる舞台として近年はその重要性が増している。グリーンチャンネルが二夜連続で無料放送の生中継を組んだのはダテで…

魅惑のチャーシュー

8日付で、ベーコンと合わせる麺はパスタに限られがちだと書いたが、チャーシューならどうだろうか。チャーシュー麺に代表される中華麺が王道なのは当然。ところがこれが意外にもうどんや蕎麦にも合うのである。最近はそれを実戦するお店が増えてきた。 いわ…

猛暑と馬糞

東京は3日連続の猛暑日。6月から続く異常な暑さは陰りを見せる気配すらない。むしろ野菜に不作の予兆が見られるという。コメに続いて野菜もとなれば食卓への影響は計り知れない。 そんな中、佐賀競馬が競馬場敷地内に馬糞堆肥化施設を設置し、堆肥の生産を…

北の国からの44年

このお盆休みから連続ドラマ「北の国から」の再放送が始まって話題となっている。 言わずと知れた倉本聰さんの脚本による名作ドラマ。その初回放送は1981年だから44年も前のことになる。カツトップエースが皐月賞とダービーの2冠を制し、有馬記念はア…

憧れの帰省

お盆休みが終わっていつもの光景が戻ってきた。今日が9連休明けの初日という人も多いと思う。皆さん、帰省はされましたか? 数年前まで大阪でひとり暮らしをしたことがある。そこで迎えるお盆は、東京の生まれの私にとって、夢にまで見た「帰省」の一大チャ…

サンプリンセスの末裔

フランスからのニュースで目が覚めた。現地16日にドーヴィルで行われたギヨーム・ドルナノ賞(GⅡ)を日本から遠征したアロヒアリイが勝ったという。これを受けてブックメーカー各社は、それまで101倍の大穴扱いだったアロヒアリイの凱旋門賞オッズを、…

気分は新潟

神保町から水道橋へとへと向かう白山通りから一本入った路地裏を歩いていると、「タレかつ丼」と書かれた看板が目に飛び込んできた。 レンガの壁にステンドグラスのペンダントライト。外見も内装も、昭和の雰囲気を残す喫茶店にしか思えない。しかしメニュー…

伝説は繋がるか

TBSは10月からの日曜劇場で「ザ・ロイヤルファミリー」を放映すると発表した。妻夫木聡さんが主演を務められることもさることながら、JRA全面協力の元で制作されることも話題になっている。原作は2019年度のJRA馬事文化賞を受賞した早見和真…

父の面影

お盆休みの大井競馬場は例年大混雑するのだが、今日も例外ではなかった。どう見てもダートグレード競走実施日より混んでいる。そもそも今日の大井に来るような人は重賞の有無など関係なかったか。黒潮盃の昨日よりは少しは空いているだろうと思った私が浅は…

左利きの苦悩

今日8月13日は「左利きの日」だった。 しかし、2月にもそんな話を聞いた覚えがある。ネットで「左利きの日」を調べると、ただちに8月13日と出てきた。しかし「日本では2月10日」の記述も。ややこしい。なんでも8月13日の方は英国で提唱された記…

サラ系の星

明日の大井はお盆恒例の黒潮盃。かつては「真夏のダービー」と(一部では)呼ばれ、南関クラシックの延長戦のような位置付けだった。ところが、昨年のダート三冠路線の整備に伴って、その輝きが失われたように思えてならない。SⅡだった格付けも昨年からSⅢ…

私的アンパンマンの日

NHKの朝ドラ「あんぱん」は第20週を迎えて大きな展開を予感させる滑り出し。主人公・柳井崇は百貨店を辞めて独立し、のぶと鉄子との距離にも微妙な隔たりが生じた。永六輔役の「六原永輔」の登場も近い。放映開始当初の、あの長閑な高知編が嘘のように…

帽子にも注目を

今日8月10日は「帽子の日」。8(ハッ)・10(ト)のモジりで全日本帽子協会が制定した。 競馬ファンにとって帽子と言えば枠連。枠連の利点は的中の確率が高まることだけではない。レース中に馬の位置が一目で分かる。このメリットは、特に競馬初心者に…

【訃報】グラスワンダー

種牡馬を引退後、明和牧場で余生を過ごしていたグラスワンダーが昨日亡くなった。多臓器不全によるものだという。30歳。その年齢を聞いてまた驚いた。あのグランプリ3連覇は、つい最近のことではなかったか。名馬の訃報に触れるたび、己の齢を痛感するこ…

魅惑のベーコン

内幸町「Gate.J」を訪れたついでに、近くにある「ラベルデ」というイタリア料理店に立ち寄ってみた。いつもうどんでは芸がない。 こちらの人気はカルボナーラ。その人気の秘密は巨大なベーコンにある。そのベーコンを増量した特別な一皿がこちら。 約…

ハナの日

今日8月7日は「鼻の日」。かつてこの日に行われた競馬の全レースがハナ差の決着となったことを記念して制定された なんてことはもちろんなくて、8(ハ)月7(ナ)日の単なる語呂合わせ。とはいえ、決めたのは日本耳鼻咽喉科学会であるから由緒はある。し…

モンキー乗りの異端児

鐙を短くし、腰を浮かせ、前傾姿勢を取る騎乗スタイルを、その姿から「モンキースタイル」とか「モンキー乗り」と呼ぶ。馬への負担や風の抵抗が少なく、スピードを出すのに適している。考案者とされるのが、米国人のトッド・スローン。19世紀末、本場の英…

魅惑のハムステーキ

珍しく代々木を訪れたついでに「ポパイ」に立ち寄ってみた。B級グルメファンもしくは大盛りファンなら誰もが知る名店。銀の皿に盛られた2枚のハムステーキは、決して高級なハムを使っているわけでもなさそうなのだけど、昭和テイストと相まって懐かしい味…

エルムのカレー

今日から川崎開催。夕食は川崎駅から競馬場に向かう途中のレストラン「エルム」で牛タンカレーとした。ホロホロになるまで煮込まれた牛タンの柔らかさと味わい深さは牛タンシチューにも勝る。それがカレーになっているのだから、また嬉しい。とにかく、こう…

夏の新潟と言えば

世間一般では、夏の新潟を飾るのは競馬ではなく長岡花火大会であろう。筆者もそれに倣い、昨日は競馬から花火へ、新潟からのテレビ中継をハシゴした。まさに家でゴロゴロの境地。そういえば、競走馬のイエデゴロゴロは名古屋に移籍したようですな。 ともあれ…

灼熱のカレーうどん

今日8月2日は「カレーうどんの日」だそうだ。とはいえ制定されたのは2010年のことだからまだ歴史は浅い。 それにしても、なぜ8月2日なのか。それは、かつて6月2日が「横浜・カレー記念日」であったことに加え、7月2日が「うどんの日」であること…