2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

いざ、武蔵野

ベルーナドームへ向かう途中の池袋で腹ごしらえをと「うちたて家」に立ち寄った。 時間を問わず行列の絶えない武蔵野うどんの人気店。のど越しを味わう讃岐うどんと異なり、ガッシリ歯応えのある麺を温かい肉汁につけてワシワシ食べるタイプのうどんである。…

FOOD STADIUM TOKYO 本日オープン

場外馬券売場「ウインズ後楽園」「オフト後楽園」が入居する東京ドームの黄色いビルに、新たな飲食施設「FOOD STADIUM TOKYO」が本日オープンした。それに先立って、先週金曜日に行われたプレオープンイベントに参加してきたので簡単に紹介…

【街角の競馬メシ③】俺の生きる道

東京競馬場フジビュースタンド東側1階のフードエリアに「俺の生きる道」というラーメン店が一昨年にオープンしていたのだが、エプソムカップの当日にようやく食べる機会に恵まれた。 いわゆる「二郎インスパイア系」と言って良いのだろう。極太麺と豚骨しょ…

カラ馬の矜持

昨日梅雨入りが発表されたばかりの東京はご覧の青空。最高気温も30度に迫った。2か月あまりに渡って行われた春の東京ロングラン開催も今週でフィナーレを迎える。重賞レースは今日の東京ジャンプSがラスト。毎年のこととはいえ、このアンチクライマック…

梅雨入りと夏至入り

東京は雨の一日。昼前に梅雨入りの発表があった。統計開始以降では史上2番目に遅いという。 それに加えて「今日は夏至」というフレーズをあちこちで聞いた。が、正確には「今日は夏至日」もしくは「今日から夏至」が正しい。二十四節季で言えば今日から小暑…

立派なGⅠ

昨日の話。今年からJpnⅠ(以下「GⅠ」)に昇格した「さきたま杯」には4頭ものGⅠウイナーが集結する豪華メンバーとなったが、中でも実績で頭ひとつ抜けているレモンポップが2馬身差で完勝した。2着イグナイター、3着シャマルとGⅠ馬が上位を占めた結…

雨馬を探せ

おととい時点では「曇時々雨」で、昨日になって「雨時々曇」へと変わった今週日曜の京都府の天気予報が、今日になって「雷雨」と発表された。 一大事である。多少の雨ならまだしも、馬場状態を一気に悪化させるような豪雨ともなれば、事前の予想など使いもの…

7ハロンのチャンピオンを決めよう

明日の「さきたま杯」は今年からGⅠに昇格。正確には「JpnⅠに昇格」と書くべきだが、キー入力の手間が面倒なので、以下「GⅠ」で統一させていただく。ともあれ1997年にフジノマッケンオーが初代チャンピオンとなってから27年を経て、ようやくの悲願…

ウニ、カニ、イクラだけじゃない

「先週末、お姿が見えませんでしたが」 「ああ、ちょっと北海道へ行ってまして」 こういうやりとりのあとには、たいてい 「そうですか。ウニとかカニとかイクラとかをいっぱい食べてきたんでしょう。羨ましいなぁ」 と言われる。まあ、それが北海道の良きイ…

嘘も方便

社台グループ牧場ツアーについて、昨日付けでネガティブな話を書いてしまった。きっと疲れていたのだろう。そりゃ疲れますよ。なので、今日は「良くなったな」と思ったことを書く。以前に比べて女性の引き手さんが増えたのである。 特に追分ファームは他場に…

日帰りツアーの日常感

朝もはよから社台、サンデー、G1各クラブの募集馬をめぐる牧場ツアーに参加した。昨日の本州は猛暑に襲われたそうだが、今朝の千歳は気温16度。風が冷たい……と言うよりハッキリ言って寒い。 コロナ禍前は10年以上続けて参加していたが、すべて1泊ツア…

名牝とポニーに会いに

プロ野球交流戦もいよいよクライマックス。エスコンフィールド北海道で行われるファイターズvsジャイアンツの試合観戦のために北海道入りしたが、その前にノーザンホースパークである。千歳に降り立ったら、まずウインドインハーヘアに挨拶をするのが競馬フ…

カラ馬の1着

先週水曜の大井でのことを書く。そも筆者の目当ては東京ダービーの次に行われる最終レース。そこに出走するニューフロンティアを観ることだった。 パドックでニューフロンティアを見守る真島大輔調教師 JRA3勝の実績を引っ提げて大井・真島大輔厩舎に移…

内と外の苦悩

「大外とか最内だったら園田競馬場を爆破」 先週、SNSにそんな投稿をした人物が逮捕される騒ぎがあった。動機は「応援している馬の枠順が不利だと勝ちづらくなる」というもので、実際に爆破するつもりはなかったものの、もし応援する馬がそのような枠に入…

白いオークス馬たち

明日の関東オークスは芦毛や白毛馬の活躍が目立つレースでもある。JpnⅡに格上げされた2006年以降だけでも5頭が優勝。古くから芦毛・白毛限定戦の「ホワイトクリスマス賞」を行ってきた川崎競馬場の面目躍如といったところか。 2009年 関東オークス …

【街角の競馬メシ②】耕一路

いま東京競馬場でもっとも人気のある飲食店は「耕一路」かもしれない。あくまで感覚的なものだが、フジビュースタンド東側2階に店を構える同店の前は、いつみても長い行列を為している。メトロポリタンS当日に除いたときは、行列の最後尾がメモリアル60…

蘇る帝王の血

「悪いトコが出ちゃってるなぁ」 パドックに現れたレーベンスティールを見て思わず呟いた。今にも爆発しそうな危うい気性をギリギリで我慢しているのが見て取れる。パドックは終始小走り。気合が入っているというより、何か違うことを考えてイライラしている…

ちょっと昔の青梅特別

今日の東京10レースで行われた青梅特別は、かなり古くから2勝クラスのダート戦として東京競馬場で行われてきたが、現在のように3歳と古馬が対戦するようになったのは2012年から。その年、いきなり3歳馬が古馬を蹴散らしてワンツー決着を果たした。…

【街角の競馬メシ①】鳥千

巷で「フライドチキン」といえばケンタッキーだろうけど、東京・中山の両競馬場では「鳥千」と相場が決まっている。カリッと揚げられた大きめの骨付き肉に塩を振り、お好みでマスタードをつけて食べるスタイル。11種類のスパイスで強烈に味付けをされたケ…

シン東京ダービー

昨日はラムジェットのことが書けなかったので、東京ダービーの話の続き。 筆者にとって5年ぶりの東京ダービー観戦は、慣れ親しんだゴール前のカメラマンエリアではなく、スタンドから観るものに取って変わった。すぐ頭上をジェット機が飛び交う東京ダービー…

我が国唯一のダービー

オークスが行われるちょっと前、日本ダービーの最終登録馬が出揃った頃にネットに出た一本の記事を見て軽い衝撃を受けた。 サトノエピックは番組賞金1650万円でダービー出走順はフルゲート頭数以内の17番目。登録してきたからには出走態勢も整っている…

エプソムの馬場は

今週のエプソムカップは今年で41回目を迎える。施行時期は多少動くことがありながらも、おおむね英国エプソム競馬場で行われるダービーと同時期に行われてきた。だから当然梅雨の影響を受けやすい。実際、昨年は稍重、おととしは重、1年挟んで4年前は不…

函館名物の行方は

6月に入って競馬番組は夏競馬に突入。新馬がデビューし、3歳馬は古馬と対戦し、今週からは函館も始まる。その函館では、おととい名物のスルメイカ漁が解禁された。本州では鮎釣りも解禁。関西ならハモが恋しくなる季節でもあろう。競馬だけでなく、魚の旬…

ロマンチックは止まらない

6レース頃からポツポツと降り出した雨は7レースの頃から本降りになった。10年ぶりとなる雨の安田記念を制したのは香港から遠征してきたロマンチックウォリアー。素晴らしい発馬を決めると、道中は5~6番手で脚を溜め、直線で力強く抜け出した。そのま…

東の一番星

今日から6月。競馬の暦でも今日から明示的に夏が始まる。今週から2歳競馬が始まり、3歳馬は古馬と対戦するようになる。すなわち夏競馬。府中上空には夏の雲が浮かんでいる。 かつての夏競馬は、北海道が一週だけ先行する形をとってきた。それだけに新馬で…