巷はフランス一色だが、ここ大井ではアメリカ一色に染まる夏恒例の開催が始まった。今日からサンタアニタ・ウィークがスタート。重賞サンタアニタトロフィーが行われるあさってには、JRAから武豊騎手と坂井瑠星騎手がゲストで来場するらしい。これは盛り上がりそうですな。

サンタアニタウィークと言えばホットドッグでろう。なにせ米国人はホットドッグが大好き。全米で年間200億個が消費されると聞けばその凄さが分かる。桁が大き過ぎてよく分からんという方には、ひとり年間100個食べると書けばイメージしやすいだろうか。とにかく多い。
しかし安さが売りのはずのホットドッグと言えども、昨今の米国を覆う物価上昇の波には逆らえないようだ。リオ五輪の頃は街角の屋台で1本1,5ドル程度だったのに、今では5~6ドルが相場だという。日本円で1本900円といったところ。パリ五輪の会場ではホットドッグが9.5ユーロで売られているらしい。日本円でざっと1600円。こうなるとたかがホットドッグとも言えなくなってくる。
それでも米国人のホットドッグ愛は色褪せることを知らない。パンにソーセージを挟んでケチャップをかけ、ザワークラフトやオニオンを添えればできあがり。米国内でもいちばん売れるのは夏場で、特にこの7月は業界の定めた「ホットドッグ月間」だそうだ。ならば本場米国に倣ってホットドッグを齧ることにしよう。大井競馬場にはサンタアニタウィークのイベントでホットドッグ店が出店している。ポークソーセージドッグは1本1000円。高くも感じるが、パリ五輪に比べれば圧倒的に安い。

米国人はホットドッグと同じくらいにハンバーガーも愛して止まないが、ハンバーガーと同じ頻度でホットドッグを食べるという日本人はそう多くないのではあるまいか。まあ私もその一人。野球場以外でホットドッグを食べる機会はほとんどない。ホットドッグは野球場に限る。最近は諸事情あって野球を観る機会が増えたが、東京ドームでも、エスコンフィールドでも、神宮でも、ベルーナドームでも、浜スタでも、ZOZOマリンでも、ホットドッグを齧りながら野球を観ている。
最近の野球場のホットドッグは外側がカリッとしていながらモチモチ感もたっぷりのオシャレなパンに、皮目がパキッとはじける本格的なソーセージを挟んでいるものが多い。だが、昔の後楽園で売っていたやつは、布団みたいにフニャフニャしたパンに、歯応えも何もない屋台のフランクフルトみたいなやつを挟んでいた。見た目には安っぽいけど、私にはそっちの方が美味しかったような印象がある。まあこれは、跡を継いだ東京ドームという空間そのものにも問題があるかもしれない。
野球場でホットドッグが人気なのは、圧倒的に食べやすいからだ。であれば、片手が新聞や赤ペンで塞がりがちな競馬場においても、もっと人気を集めていいような気がするが、なぜかメジャーになれない。ホットドッグを売る店もあるのに、たいていショーケースの片隅に追いやられている。

三軒茶屋にある「クジラ荘」は都内には珍しいホットドッグ専門店。ふんわりしたコッペパンに直径3センチをゆうに超える巨大な自家製ソーセージをドンと載せて挟む。間髪入れずにケチャップとマスタードをささーっとかければ完成。シンプルだが完成された美味さがここにある。こちらのお店は、たまにイベント出店をすることもあるらしいから、来年のサンタアニタウィークに来てくれないだろか。
さて、大井から帰宅すると馬術総合団体で銅メダル獲得の報が!
素晴らしい! 素晴らし過ぎる!! 92年ぶりの快挙である。詳細は、また明日。
***** 2024/7/29 *****