フジノウェーブ記念はイグザルトが後続に7馬身差をつける圧勝劇。1番人気に応えた。ギャルダルは果敢に先行しながら7着に終わったが、3連覇に挑むことができただけでも立派なもの。なにせ3連覇に挑戦するためには、まず連覇を果たす必要がある。レース名にその名を残す名馬の偉業に、一歩でも近づかんとしたチャレンジに拍手を送りたい。
今週末にはプログノーシスが金鯱賞3連覇に挑む。JRA同一平地重賞3連覇となれば、アルバート以来、史上8頭目。金鯱賞では二度目の快挙となる。
セカイオー(鳴尾記念 1956-1958)
シゲルホームラン(セイユウ記念 1993-1995)
タップダンスシチー(金鯱賞 2003-2005)
エリモハリアー(函館記念 2005-2007)
マツリダゴッホ(オールカマー 2007-2009)
ゴールドシップ(阪神大賞典 2013-2015)
アルバート(ステイヤーズS 2015-2017)
それが困難を極めるチャレンジであることを説明する必要はあるまい。3連覇を狙って惜しくも2着に敗れたシーイズトウショウやデュランダルのレースを思い返すたび、我々はその難しさを再認識してきた。
過去に3連覇を達成した7頭のうち、タップダンスシチー、マツリダゴッホ、ゴールドシップはGⅠを勝つほどの実力の持ち主。至難であるはずの3連覇をGⅡで達成しているのは、さすがと言わざるを得ない。プログノーシスがここに肩を並べればGⅠ級の能力を持つことの証明にも繋がる。GⅠでは惜しい競馬が続いてきた同馬としては、GⅡとはいえここは勝っておきたい。
一方で、決してGⅠ級とは言えないエリモハリアーも、函館競馬場の適性という点では突出した能力を持っていた。同様に3600mという距離も現代競馬では特殊領域と言って良い。アルバートのステイヤーズS3連覇も適性によるところが大きいと思われる。
昨日船橋で行われたダイオライト記念はダートグレード最長距離重賞。そういう意味ではステイヤーズSの立ち位置にも近い。過去にはクリソライトが3連覇を果たしている。今年はセラフィックコールが勝って昨年に続く連覇を果たした。昨年ここを勝って以降の3連敗は、バテることがない代わりに追走ができない同馬の特徴の現れに違いない。フェブラリーSを除外されたことも、ここに繋がったと思えば悪くなかった。

ならばこれから彼が目指すべきはダイオライト記念3連覇であろう。デムーロ騎手はオメガパフュームで前人未踏の東京大賞典4連覇を為した連覇の達人。「3連覇くらいどうってことないよ」とばかりに、あっさり達成してしまうかもしれない。
***** 2025/3/13 *****