2024-01-01から1年間の記事一覧

捲土重来

プロ野球ペナントレースは間もなく開幕から1か月を迎える。セ・リーグで首位に立つのは昨年まで2年連続で最下位に敗れた中日ドラゴンズ。まだ20試合も消化していないとはいえ、見事な変わり身に拍手を送りたい。なにせ開幕前の順位予想で中日優勝を予想…

クールビズ始まる

JRAは開催代わり。今週末から世間より一足早くJRA全競馬場でクールビズがスタートする。本来ならネクタイの着用が求められる馬主エリアやウイナーズサークルでの口取り撮影はノーネクタイでも構わない。ただし例外もある。それが天皇賞(春)当日の京…

始球式か、いずみ蕎麦か

昼間は神宮で東都大学野球を3試合。夜はZOZOマリンに移動してロッテ×西武を観戦。屋外球場での野球観戦が気持ち良い季節になってきた。 マリンでは試合前に藤田菜七子騎手が始球式を行ったらしい。「らしい」と書いたのは、私の球場到着がそれに間に合…

小籠包は美味しい

先週金曜のこと。麗かな陽気と娘に誘われてナイター開催の大井へと足を運んでみた。この日は入場無料デー。しかし重賞のない平場開催。4コーナーの桜も散り桜。しかも船橋とのダブルナイターとあっては客が少ないのも仕方あるまい。あとで調べたら入場者は…

ダシの街

先日の大阪訪問では船場界隈に宿を取った。 昆布と鯖のダシだけが味を決める「船場汁」の由来にもなっている地名である。「だし」を謳う飲食店の看板も少なくない。街を南北に貫く丼池筋を歩いていたらダシの自販機まであった。 そんな丼池筋に暖簾を掲げる…

競馬は続く

今年の皐月賞は2番人気のジャスティンミラノが直線で豪快に伸びて差し切り勝ち。GⅠ初制覇をコースレコードで飾った。1分57秒1は凄い。ナリタブライアンが2分の壁を破ったときは競馬場全体が揺れるほどどよめいた記憶がある。あれから30年。1分57…

運命の皐月賞

NHK朝の連続テレビ小説「虎と翼」が始まって2週間が経った。昭和初期の男性優位の社会に敢然と挑み、女性初の弁護士となった三淵嘉子さんをモデルとしたストーリー。差別や法律という重くて堅そうなイメージを覆してくれるのは、伊藤沙莉さんをはじめと…

2年後を見る

皐月賞の枠順が確定した。筆者の注目はトライアル3着で出走権を手にしたルカランフィースト。父イスラボニータとの史上8頭目の皐月賞親子制覇をひそかに期待している。今年の皐月賞にはゴールドシップやドゥラメンテに加えて、父子3代制覇の大記録がかか…

【追悼抄】藤岡康太騎手を偲ぶ

トレンドワードの上位に突然その騎手の名前がランクインされたのを見てやるせなさでいっぱいになった。 藤岡康太騎手が逝去。先週土曜の阪神競馬7レースで落馬し、意識不明の状態が続いていると伝えられていたが、ついに意識が戻ることはなかった。35歳と…

ハンブルクを食べよう

先週土曜の大阪-ハンブルグカップはレッドバリエンテが1番人気に応えて完勝した。管理する中内田調教師は史上最速でJRA通算400勝を達成。その偉業を祝して、今日の昼メシはハンバーグとした。いや、ただ単にハンバーグが食べたかっただけです。 向か…

実質的には16回目

明日の大井では第35回東京スプリントが行われる。とはいえ「東京スプリント」として行わるようになったのは2009年以降の話。それまで古馬のダート1200m重賞は東京盃(JpnⅡ)とカペラS(GⅢ)の2レースしかなかった。いずれも秋のレースであ…

半年間で14人引退のインパクト

おととい、勝浦正樹騎手がこの中山開催を最後に現役を引退するとの発表があった。JRA重賞17勝でGⅠは2勝。個人的には初GⅠ制覇となったテレグノシスのNHKマイルカップが思い出深い。 2002年 NHKマイルC テレグノシス 勝浦正樹 直線での斜行で1…

阪神クライマックス

今日の阪神8レースは「宝塚市制70周年記念」。略せば「宝塚記念」である。でも2勝クラスのダート1800m戦。なにせ昨年までなら「吹田特別」だった。吹田市民はさぞ悔しかろう。 「宝塚市制70周年」にしても本来なら宝塚記念の副題の方がしっくりく…

ままならぬ馬券と桜

大阪ではソメイヨシノが満開を迎えた。満開の観測は平年より2日遅く、昨年に比べれば10日遅いという。ところが阪急電車に揺られて30分ほど離れた阪神競馬場は満開には程遠い。品種によっては満開近い木もあるが、ソメイヨシノは五分咲きといったところ…

大河と桜

穏やかな陽気に誘われて久しぶりに京都を訪れた。伏見区の磨墨寺はまたの名を「桜寺」とも称され、薄墨色に咲く墨染桜で知られる。現在の墨染桜は数えて4代目。小ぶりではあるが立派な花を咲かせていた。そんなに広くない境内には、それ以外にも様々な桜が…

馬と桜

東京ドームに出かけたついでに飯田橋まで歩いてみた。訪れてみたいうどん屋さんがある。その名も「東京サンフラワー」。コロナ禍の2020年11月にオープンしたばかりの比較的新しいお店だ。 店内はカウンターのみで基本は立ち食い。アクリル板はコロナ禍…

外国産馬のダービー

おとといに続いてニュージーランドトロフィーの話。 写真は1998年の勝ち馬エルコンドルパサー。この当時は東京の芝1400mで行われていた。 1998年 ニュージーランドトロフィー4歳S エルコンドルパサー 的場均 のちにジャパンカップやサンクルー大…

牝馬のクラウンカップ

川崎競馬は昨日からナイター開催がスタート。今日は火曜日だが3歳重賞・クラウンカップが行われた。今年は東京ダービーのトライアルレース。年によっては羽田盃のトライアルとして施行された過去も一度や二度ではない。いずれにせよ牡馬クラシックにおける…

10万人を集めたNZT

1983年に重賞に格上げされたニュージーランドトロフィーは、今年が数えて42回目。 今でこそNHKマイルカップの前哨戦という位置付けだが、NHKマイルC創設前は、12ハロンは明らかに不向きのスプリンターと、12ハロンでもイケるはずなのにクラ…

首位陥落

昨日の中山5レースはアンゴラブラック、6レースはクーアフュルストが勝ち上がり。キズナ産駒の連勝だった。 アンゴラブラック 津村明秀 クーアフュルスト 横山武史 阪神でもキズナ産駒の勢いは止まらない。三木ホースランドJSのオールザワールドとアザレ…

牛乳を飲もう

久しぶりに中山競馬場に行くと入場時に牛乳が配られていた。 「牛乳を飲もうキャンペーン」というイベントの一環らしい。手渡されたのはよつ葉乳業さんの「特選北海道牛乳」。たしかTBSラジオでもよつ葉乳業さんと共同で「牛乳をみんなで飲もうキャンペー…

ルーキーの季節

東京にソメイヨシノの開花宣言が出て、プロ野球のペナントレースも開幕した。ひと足先にGⅠシーズンに突入した競馬も含めてようやくの春本番。あさっては年度末だから、その翌日に社会人デビューを控える人も多かろう。 巨人ではルーキーの佐々木俊輔選手が…

ついに重賞の舞台へ

桜花賞翌日の浦和メインは伝統の準重賞ティアラカップ。ここにデビュー以来無キズの10連勝中のジゼルが出走してきた。(写真は前走のもの) 2024年3月6日 駿風スプリント ジゼル 森泰斗 ジゼルは前走でB2クラスを勝ったばかり。つまり格上挑戦。さすがに…

ただいま東北

今週の中山メインはダービー卿チャレンジトロフィー。2002年のこのレースはグラスワールド。6歳春にして初めて挑んだ重賞レースで、秘めたる素質がいきなり花開いた。実は2019年の英ダービー馬アンソニーヴァンダイクの近親。ひと足先に良血が開花…

ラジオ実況の奥深さ

おとといはクルマで千葉方面へ。いったん幕張に立ち寄り、成田空港でボストンに向かう娘を見送って、圏央道をぐるりと回って春日部の父親に会ってきた。一日ずっとハンドルを握っていた気がする。このトシになると親のこととか子供のこととかいろいろあって…

欧州スプリント血統

高松宮記念は3年連続で雨に祟られた。道悪なのに直線では内目が残る馬場状態も前2年と同じ。雨も馬場もこの季節の中京の特性として受け入れるほかあるまい。自然の中で行うのが競馬である。 一方で期を画する出来事もあった。中でもサンデーレーシングによ…

カツ煮カレー

なんの番組だか忘れたが、有吉弘行さんが「蕎麦屋さんのカレーライスとカレー丼って何が違うの?」と盛り上がっていた。もちろん違いは器だけではないのだけど、数あるカレーカテゴリの中でも、そば屋のカレー丼が好みという人は割と多い。 そばつゆで豚肉と…

もう一頭のラストラン

あれは3年前だったか。当時はコロナ禍真っ只中。長く寂しい無観客開催が終わり、有観客へと舵が切られて間もない阪神競馬場は、それでもまだ観客の姿もまばらで声を出しての応援も禁じられていたと記憶する。そんな阪神で行われた須磨特別はどこにでもあり…

草競馬

大井競馬場と大井町駅を結ぶ無料バスが今日で最後の運行を終えた。まだ実感はないものの、次開催からは京急立会川駅のお世話になることになる可能性が高い。大井町駅とはおさらばだ。 立会川駅のホームでは、列車が近づく際の警告メロディにフォスターの名曲…

もっともメジャーなコースのチャンピオンは

JRAの年間開催日数はのべ288日。だから年間の総レース数は、1日12レース×288日=3456となる。 では問題。その3456レースの中で、もっとも多く使われたコースはいったいどこか? 冬場を考えると、ダートの方が多く使われていそうなことは…